今後のクラウドを活用した事業発展について

グローバルウェイDXシリーズ第3弾
今後のクラウドを活用した事業発展について

グローバルウェイでは、DXを「デジタル技術を活用したビジネス変革」と捉えており、その実現のためには「デジタル技術」の導入はもちろん、その技術を用いてビジネス変革を実現する「人材」の強化が重要だと考えています。このことについてより詳しくお伝えするために、グローバルウェイ代表取締役社長 小山が語る「グローバルウェイDXシリーズ」をお届けしています。

全4回にわたってお届けするこのシリーズ、第3回目のテーマは「今後のクラウドを活用した事業発展について」です。

これまでのお話で、クラウドの価値や、グローバルウェイのDXの定義について伺いました。グローバルウェイではクラウドを用いたソリューション提供に力を入れていますが、今後のクラウドを活用した事業発展についてお聞かせください。

小山

前回お話したように、グローバルウェイでは、企業がDX推進をはかる上で壁となる課題に対して多様なソリューションをご提供しています。

DX人財の確保という課題に対しては、メディア事業やリクルーティング事業を通して「人 」を支援し、システム統合や新たなテクノロジーの導入といった「技術」面の課題に対しては、クラウドに専門性を持つスペシャリストを活用したソリューションを提供しています。

「人」と「技術」の両輪でDX推進をサポートできるのは私たちの強みであり、今後もさらに付加価値を高めていきたいと考えています。

クラウドを活用した事業発展という点では、私たちは今後もさらにお客様の負担を削減できるようなサービス展開を考えています。企業が新しいビジネスを推進していく上で、システム面の強化は必要不可欠であると言えますが、システム面における専門知識を身に着け、常にアップデートしていくというのは簡単ではありません。企業が自身でそうした「IT人材」 を確保していくよりも、そこは私たちプロフェッショナルに任せていただきたいです。

クラウド環境での新しいシステムを導入し、レガシーな既存システムと統合するという技術面の支援だけでなく、導入後の運用も含めた仕組みを整え、シンプルに分かりやすく活用いただける環境を提供したいと思っています。グローバルウェイの事業として、クラウドに関連したシステムインテグレーションをさらに伸ばしていきたいです。

コネクテッドカー(インターネットへの常時接続機能を具備した自動車)を例に挙げてみると、一昔前までは、自動車からデータを取るという発想はありませんでした。今では、自動車のメンテナンス情報、走行状態、位置情報や安全運転に関する情報など多様なデータを取ることができ、それが様々な形でビジネスに活用されています。例えばそのデータをもとに自動車保険の金額が安くなるサービスがあると、このサービスはユーザーに対する新しい付加価値になります。

これは「利用可能な状態でデータが蓄積されていく」というデジタル化と、「それを使ってどうビジネスにしていくのか」というビジネス化の2つの側面があります。デジタル化そのものは、今や当たり前になってきており、そのデジタル資産をどう活用するか、どういう風にビジネス化につなげていくのかという視点こそが本当の意味でのDXであると考えます。

グローバルウェイの事業として力を入れていく背景には、クラウドそのもののさらなる発展可能性があるということでしょうか。

小山

クラウドには限りない伸びしろがあり、発展の可能性にあふれています。一方で、オンプレミスにも良さがないわけではありません。クラウドが発展していることで競争原理が働いて、オンプレミスでもコスト面でのメリットがあり、システム環境の上限の見通しがある場合は、オンプレミスで購入した方がシステム投資が低コストになることもあります。

それでも、第1回目にお話ししたクラウドのメリットは、テクノロジー面、コスト面、ビジネス面といった様々な側面においてとても大きいです。クラウドが更なる発展を続けていく限り、私たちもその良さを多くの企業に取り入れていただけるよう、サポートしていきたいと思っています。


グローバルウェイDXシリーズ第4弾(最終回)は、「クラウド開発経験がなくても、グローバルウェイ入社後にクラウドエンジニアとして活躍できる理由」についてお届けする予定です。どうぞお楽しみに!